知っておきたい手汗がでてしまうメカニズム

基本的に、汗というのは体の体温をコントロールするために分泌されるもので、体が熱くなったり気温が高くなったりすることで発汗します。

ですので、手に汗をかくということも体温や気温が関係しているのですが、手汗の場合はそれ以外に自律神経が大きく関わっています。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経はストレスなどの緊張状態で刺激を受けて活発になり、活動的に動けるように働きかけます。

一方、副交感神経というのはリラックスしている状態の時に働き、睡眠や休息など身体を休める状態に導いてくれます。

このように自律神経は相反する働きを持つ神経によってコントロールされているのですが、交感神経が優位になると体内の働きも活動的になって汗腺が刺激を受けるため、汗の分泌も活性化されます。

副交感神経が優位になると、逆に体内の活動が休息状態になるので汗の分泌が抑制されます。

つまり交感神経が何らかの要因で活性化されてしまい、副交感神経よりも優位になることが手汗のメカニズムになるのです。

交感神経を刺激するのはストレスもありますが、他にも人前で緊張したり、プレッシャーを感じたりというような精神状態も原因として挙げられます。

また、内向的だったり緊張しやすい性格だったりするとちょっとしたことで緊張して交感神経を刺激してしまいます。

さらに生活習慣の乱れなどによっても交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうので、環境だけではなく内面的な要因も手汗の原因となります。

手汗自体は特に体に害があるものではありませんが、あまりにも手汗がひどいという場合精神面に何らかの重圧がかかっていたり、生活習慣が不規則になっていることが考えられるので他の不調が引き起こされる可能性もあります。

ですので、手汗の状態にもよりますが、気になるぐらい手汗をかくという方は、きちんと原因を把握して根本的に改善していく必要があります。

また手は一番使う部分ですから、汗が出すぎると日常生活に支障が出てしまうこともあるので、しっかり対策を行っていきましょう。